コード間の接続による感情、ストーリー!前回に続いて(2)番目は、ポップスなんかでは前回のⅤ→Ⅰの次に使われてるんじゃないかなっていうくらいよくある接続だよ。
Ⅴ→Ⅵm
呼称
これについてはあいまい!名前つけるほどでもないって人もいいかもしれないし、個人的にはつけたいなとも思うし、ってとこ。
実はこの記事を書くために、アンケートを採ったんだ。ドミナント からの トニック への進行だから、これも ドミナントモーション じゃない?って思ってた節があって。
サンプルの少ないアンケートだけど、それでも分かれたね。なので本サイト(キミの音楽理論)では、誤解を招かないようにするため、 ドミナントモーション とは呼ばないことにするよ。でも、一部の人の馴染み感にも配慮して
ドミナント からの終止
や
ドミナント進行
って呼ぶことにするねw
聴感
こんな感じだよ。
暗く終わらせる勢いの感じだね。どう感じたかな。まぁⅤ→Ⅰのときとのインパクト違いとか感じ方違いはあるものの、機能として「終わるよ」「終わったよ」の ドミナント からの トニック っていうストーリー性は似たものを感じられたかな。
前回の感じ「インパクト強く、スカっとゴールする」がバスケットボールでいうダンクだとしたら、今回のは穏やかなレイアップ(ふわっとゴールにボールを置きに行く感じ)のようなゴールかな。ちゃんとゴールキメに行くんだけど少しインパクトは薄く、無難に決める感じ。そして暗い。
3コード接続
Ⅳ→Ⅴ→Ⅵm
それじゃーこれに繋げるような例をいくつか聴いて耳に「これがⅤ→Ⅵmなんだね」って慣らしておこう!
前回王道っぽく聞こえたⅣ→Ⅴ→Ⅰの最後がⅥm版だね。流れに乗ってそのまま悲しい方面で終わりました、って感じかな。
Ⅱm→Ⅴ→Ⅵm
これまた前回の2-5-1の最後を暗い方向へ穏やかに無難に置きに入った感じかな。
Ⅲm→Ⅴ→Ⅵm
いきなりしゃがみ込んでる不安な感じ、そこからの「終わるよ」のⅤから穏やかに「終わったよ」のⅥmって感じ?最初の2つはつなぎの変化量少なくてちょっとのびのびかもね。
Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm
はい、さっきまでの聴いていた感覚や心情を一回リセットしてね!できた?できなくても次のは何回か聴いてみてね。
冒頭大空に手を広げるように明るくドーンと来てからのサラッと暗い方向でゴールしちゃった感じ、とかとか?
まとめ
さて、どう聞こえたかな。Ⅴ→Ⅰのときとインパクトの強さは減って、終わり方も暗くなったけど、進行としてはすんなりいい感じに行けたんじゃない?やっぱり ドミナント からの トニック はいい感じだね。「終わりたい」からの「終わりました」感。
- Ⅴ→Ⅵmは暗い終わりにいい感じにつながる
- インパクトはⅤ→Ⅰのときほどない
- 穏やかにしれっとスムースにつながる
こんな感じかな。実はⅣ→Ⅴ→Ⅵmという最初に紹介した進行、僕は大好物(え、そんなこと聞いてない?)って話じゃなくって、ポップス界隈ではめちゃくちゃ使われてる使いやすいコード進行だよ。
それじゃーね!
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