このカテゴリ「ラウンジ」は、基本的に自由に思いつくまま書くいわゆる自由なブログ的なものだよ。Twitterに垂れ流すには長すぎる思いつきとかとかも書いていくけど、正確性とか深く気にせず、あまり構えず書いていこうと思うよ。
パワーコード 多めの楽曲の記事中で、パワーコード を知らない人向けの説明書いてて思ったんだ。
これ、連続5度 のごり押しに見えるかな?
って。
結論「そんなことないんだぜ!?」って話なんだけどね。ってことで思いつくまま書いてくね。
目次
パワーコードって?
バンド経験者やギター経験者には聴き馴染みある パワーコード、知らない人のために簡単に説明するよ。
コード=和音、和音=音を重ねる
そもそも コード って何かって言ったら日本語で和音、「和」は足すことなので音を重ねた状態のことだね。って当たり前の話から入るけど、じゃパワーコードって?どの辺がパワー?
パワーコード=ルート+完全5度のギター”奏法”
ギターで、コードの軸となるルートに完全5度を重ねた音がパワーコードっていうもの。2音だからとてもシンプルだね。
音は数々の倍音の合成で出来てる。この辺の詳細は端折るけど、ある音にとって協和しやすいのは以下の順番
- 完全1度 (例:ドに対して同じド)
- 完全8度 (例:ドに対してオクターブ違いのド)
- 完全5度 (例:ドに対してソ)
まだまだこの先もあるけどね。これ実は周波数の比率が
- 1倍(等しい)
- 2の倍数(4倍=2の2乗だと2オクターブ上、8倍だと3オクターブ上)
- 3の倍数
という具合により小さい倍数であるほど協和しやすい状態になってる。(純正率や平均律等の話は端折るね)これは自然の摂理的から見るとごもっともで、波長を…ってこの話は別にしよう。
パワーコードとは、同じ音(上記1,2)以外の音の中で一番馴染みやすい音=完全5度を重ねた音なんだ。そしてあまりに馴染みすぎて強烈にルートを強調する音になる。これを歪んだギターでやるとガツンと力みなぎるサウンドに!(だから パワーコード ?)
連続5度って
タブーとされる手法
音楽理論では禁則(タブー)とされるお作法が色々あるらしい。僕はお作法よりもどちらかというと「これをこうしちゃうと心にこう響くんだ」っていう効果を整理したいスタンス。結局「音楽を聴いて」「何かを感じて」っていう音楽と感情のIn/Outだから感じてる人が取捨すればいいこと!ってね。
そしてそしてこれから書く 連続5度 というものは、旧来の音楽理論では禁則の一つとされてるものらしい(´ε`;)ウーン…。
完全5度の次も完全5度
連続5度とは名前の通り「連続して完全5度となる進行をする」状態のこと。例えばある楽器が
ドーラソミー
って弾くタイミングで、別の楽器が
ソーミレシー
って被せる形。一音ずつ同時になっている音程を見ると、
ソーミレシー
ドーラソミー
ってすべて音の間隔が完全5度だね。
禁じられる/嫌われる理由
なぜ禁則なのかって話は、ぜひ色んな書籍やサイトを見てほしいんだけど、ここ
では僕が聴いて感じること、感覚・言葉で言うと
響きが無機質
って感じる。だから「使っちゃダメ」ではなく、「無機質にしたいところで使おう!」な感じでとらえてるよ。
「連続五度」って検索するだけでも色々な意見、解釈が転がってるからほかの人にはどう聞こえてるんだろう、どう考えてるんだろうって見てみると面白いかもね。
- ぎこちないハーモニーになるからダメ
- 楽器それぞれの旋律が目立たなくなるからダメ
- 頭痛がするからダメ
- 偉い人画言ってんだからダメといったらダメ、見つけたら捕まえるぞ
とまぁ聴感が理由だったり、構成的な理由だったり、とにかくダメだったり様々なのかな。
パワーコードはいいの?
さて本題。ロックなんかでよく使われるパワーコードはどうなのよ?って話。
『指には開く距離ってものがあってだな…』
これも一理あるね。指が絡まっちゃうから連続を許してよってw
『ロックに行きましょう。さぁ皆さんもご一緒に!KNSKをぶっ壊す!』
なるほど、禁則破ってこそのロック、それもあるのかな。
パワーコードはサウンド
僕の思うところは、パワーコード はサウンドだよ。そもそもパワーコードというものはギターサウンドだけの表現だと思ってる。ギター固有なのは何故かって考えると、音の着色仮定にある。
ギターの大雑把な仕組み
エレキギターは大まかにこんな感じで発音される。
- 金属弦が振動する
- ボディにあるピックアップというコイルが電気信号に変える
- その電気信号がシールドというケーブルを伝う
- 電気信号をアンプが増幅する
- スピーカーから発音される
余談だけど、この過程の4の前後で、ロック系のジャンルでは音を歪ませるエフェクターというものを通したりする。
この2から5までの過程において、1の時点で直接耳に届いていた金属弦の音とはとてもじゃないけど同じとは思えないような着色が行われる。特に歪ませた場合なんか顕著に。
パワーコードな5度とパワーコードじゃない5度
さて、2本の歪んだギターで5度の音程を鳴らす。このとき音はハモってるかのような、和音のように聞こえる。
これを1本の歪んだギターで同時に5度の和音を鳴らすとどうなるか。いわゆるパワーコード。これは5度の和音がまとまってスピーカーから発音される。強いサウンド。
ギターをお茶碗、音が出るまでの過程をご飯を握って海苔を巻くっていうおにぎり作成行為で例えると(?)
- 前者:茶碗1杯分のごはん握って海苔巻く×2→2個の通常おにぎり
- 後者:茶碗2杯分のごはん握って海苔を巻く→1つの大きなおにぎり
おにぎりはわかりにくい?(;’∀’)
つまり音が出るまでの過程(おにぎりができるまでの過程)を独立させるか1つにまとめるかで
- 複数のギターで鳴らす→複数の音=和音(通常のおにぎり2個)
- 1本のギターで鳴らすと1つの音=肉厚サウンド(大きなおにぎり1個)
という違いがあり、パワーコードと呼ばれる前者は、ハーモニーではなくサウンド(として多くの人には聞こえている)と考えることができる。和音じゃないからそもそも連続5度の禁則に触れないものなんだ。
ただ同じ1本のギターからの音でも、クリーンなものに関してはハーモニーに感じる人が多いんじゃないかな。まとまって聞こえる条件としては、やっぱり歪みだったり、強調しやすい5度までの音程などなどありそうだね。
僕の個人の結論【パワーコードはコードじゃない】
ま、極端なこと言ったけど、
パワーコードは単音(サウンド)と和音(コード)の中間
だと思うんだ。
それじゃーね!
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