さて、「キミ理論」シリーズの一番最初の記事だね。音楽経験者にとってはしばらく「当たり前じゃん」な世界なので読み飛ばしてもいいよー。当たり前のことを「うん、当たり前だねー」と再認識する記事だよ。
今回は、以下メニューの1点目だよ。
- [ダイアトニックスケール]白鍵盤というハズさない音階
- [メジャースケール/マイナースケール]ダイアトニックの例
- [スケール/キー]高さ変えて世界観そのままお引越し
- [コード]世界観を測る物差し!3和音で行こう!
- [3和音の響き]明るい、暗い、ゴムパッチン!
白鍵盤の秘密から、ダイアトニックという音楽の世界の導入としてとても大事な概念について聴いていくよ!はりきっていこー!
目次
最初のルール
音階名
音階名はわかるよね。鍵盤で書くよ。
上の図の青いところ、左から順に
カナ | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
英名 | C | D | E | F | G | A | B |
和名 | ハ | ニ | ホ | ヘ | ト | イ | ロ |
と表記するよ。シの右はまたドから順に並ぶ。音と音の間の黒鍵盤は、挟んでる音を使って、右方向なら♯、左方向なら♭で表記するよ。例えばド♯またはレ♭と表記したらドとレの間の黒鍵盤だよ。
音楽世界の秩序(音楽的違和感)
白鍵盤の世界のイメージ
キミは鍵盤楽器触ったことある?ピアノだったり木琴だったり、あとはそうピアニカもそうだね。あの鍵盤って白と黒あるじゃん。どんなイメージがあるかな?
- 白だけ弾く曲は楽だなぁ。
- 黒弾く曲は辛いな、ちくしょー
- 間違って黒弾いたらすごく聞こえが変になった…
- あぁもう!黒鍵盤、いらないのでは??
って人も多いのでは?僕はそうだったなぁ…(-_-;
でもこれって裏を返すと…
「白だけの曲では白を弾いてれば間違いない!」
そう、白鍵盤って凄くバランスの取れた音階たちなんじゃない?
よし実験してみよう!
白鍵盤の世界に混ぜる黒鍵盤の違和感
聴いたことがないって人がいないくらい有名な「カノン」を聴いてみよう。
※簡単に説明するために音の高さを下げて白鍵盤だけのCメジャーキー(ハ長調)というものに移調してるよ。
うん、聞いたことあるね。
じゃーここに白鍵盤を適当に混ぜてみよう。
是非キミも実際に(★重要★)色々やってみてね☆
微妙なところはあるけど、うん、「致命的なミスはしてないな」くらいな感じかな?
よし、続いて時折黒鍵盤を混ぜてみよう。具体的には3,4小節目、7小節目以降は黒鍵盤だよ。
うわぁぁぁ…違和感満載
まさかこんなにやめてくれってレベルになるとは…
演奏会とかライブとかでこの黒鍵盤的なことされちゃうと「うぁっ!ミスったな」感あるけど前者の白鍵盤の例はそんな気もしないんじゃない?
白鍵盤の世界は白鍵盤の音たちでバランスの取れた世界
って感じたかな。
違和感のない世界:一般的な音階
ダイアトニックスケール
鍵盤楽器って「バランスの取れた音階だけ白いボタンにして他は黒いボタンにした」のかもしれないね。「とりあえず白だけ押しておけば間違いない!?」って便利!
この並びを優秀な並び・特別な音階たちを表すものとして
と呼ぶことにしよう(定義)
スケールというのはこれからも出てくるけれど、音階の並びのことだよ。ダイアトニックスケール「ドレミファソラシ」の順番をずらした「ミファソラシドレ」も音楽理論ではダイアトニックスケールって呼ぶらしい。ほぇぇ~なるほど。
整理すると…
まとめ!
白鍵盤7個、黒鍵盤5個の合計12個の音たちのうち、白鍵盤は適当に鳴らしてもあまり変なことにならない不思議な音たちだったね。さぁ今回のことをまとめてみよう!
- 音階の並び(音の位置関係)をスケールと呼ぶ
- 白鍵盤のみのと同じ間隔のスケールをダイアトニックスケールと呼ぶ
- ダイアトニックスケールは違和感少なかったよね?どう?
キミの心はなんて言ってる?
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コメント
[…] 少し掘り下げて背景スケールを解説すると、直前まで心はダイアトニックスケールの世界(記事:[ダイアトニックスケール]白鍵盤というハズさない音階参照)に浸ってる。下図はCメジャースケールの例だけど、ダイアトニックスケールについて大事なのは「白鍵盤の距離間隔(半音が0,2,4,5,7,9,11個分の音たち)」の形ってこと。 […]